無凶之夜

Thanks!

東野圭吾は、長編も短編も書きこなすことができる非常に器用な作家であり、これまでの全６４作品のうちには、１７もの短編小説集がある。ただ、私は、これまでに、東野圭吾の全作品を読んできたのだが、彼の短編は、たとえば横山秀雄の長編を凝縮したような濃密な短編と比較すると、軽く、薄味な作品がほとんどであり、率直にいって、東野圭吾は、長編小説を読むべき作家だと思っている。　



これは、見掛け倒しの物足りないものに終わってしまっているし、「しのぶセンセ・シリーズ」、「天下一大五郎シリーズ」、「怪笑小説」など、軽い感覚の短編集が大半のその他の作品中にも、傑作といえるものはほとんどないのだ。　



この本は、東野作品としては、それほど読み込まれているとはいい難く、レビューの数も伸びていないのだが、そんな地味な扱いをされているのが本当にもったいないと思わせるだけの、レベルの高い７作品が揃っているのだ。　



「小さな故意の物語」、「エンドレス・ナイト」、「白い凶器」、「さよならコーチ」では、長編でお馴染みの、東野圭吾お得意の読者の胸を打つ人間ドラマも味わえる。



看了虫之囶所出版的這本書封面，查了鬼之島出版業的書目，心中不禁吶悶：「哎──東野圭吾有寫過『無兇之夜』
這本書嗎？」後來瞥了一眼東洋原文：『犯人のいない殺人の夜』，才突然驚覺：「這不是俺們曾經買過的灰階剪影封面，由獨步文化所出的『沒有兇手的殺人夜』嗎？！」虫之囶將之簡化成『無兇之夜』，實在也太過於簡化了！幾年前曾下載過殘體PDF版，不過由於字體比螞蟻還小、看都看不下去就給扔了！版上不常閱讀實體長篇小說的囝仔，著實可以載下本帖由七則故事所建構而成的短篇小說，並以不帶壓力的狀態來閱讀本書。ブブケス小老弟所分享的這個版本是適合眼球仔細端詳與閱讀的繁體中文版，整體排版也較殘體歪斜版工整很多！書內所指涉的七宗罪，應是出版社為了銷售量所鬼扯出來的閒篇！參酌東洋鄉佬們的閱後留言，並無西洋七宗罪之類的恐懼感，畢竟書內的七則故事都是為了滿足私慾而犯下的種種罪案！雖然懸疑程度比不上東野大叔的長篇大作，但是本書就短篇連載小說來說仍是值得一讀，或許也值得一買唄！ヾ(＠゜▽゜@)ノ